セミナー報告9/17

~ IM ~

沖野 兼一 会員

入会して半年、「IMって何だろう?」と思いつつバスに揺られて行って参りました。「ポリオって聞いたことあるなぁ」という程度で知識もありませんでした。最初に動画が流れ、感染する病気であることを初めて知りました。感染しても発症しない人がいますが、不衛生な環境ですと次の人に感染してうつっていきます。子どもには口から入って体内で増殖し、脊髄などに入って神経がやられると、筋肉を動かす神経細胞を破壊し、最悪の場合は呼吸ができなくなり亡くなるそうです。恐ろしい病気です。聴いていくうちに、ポリオとは小児麻痺のことで、小児麻痺は小さい頃に聞いたことがあると思い出しましたが、最近は聞かなくなりました。新生児へのワクチンの投与で予防されるようになり、日本国内では(ポリオ)無くなり、世界的にも1,2か国、戦争をしている国を残し、ほぼ撲滅されています。今現在は、残りの国からも無くし根絶(根絶やし)を目指しているそうです。根絶すると予防のワクチン投与は必要無くなります。しかし、1か国でも残っていると、いつ広がるかわからないので、世界中でワクチンを投与することになります。全く知らない遠くの話だと思っていたことが、身近な話でした。ワクチンは飲むタイプと注射タイプがあり、日本では注射をします。\5,000/1回で4回します。ポリオのワクチンだけで、1人2万円かかります。根絶されれば要らなくなります。無くなりそうで無くならない、今年で根絶したいようですが、増えたりして、なかなか難しい病気のようです。戦争をしている国は、ワクチンを打ちたくても、弾が飛んでくるようでは、ワクチンを打っている場合ではなく、全員に接種できず、どこかに残ってしまうようです。他には、文化的な背景もあり、宗教が法律よりも強く、宗教家がワクチン接種を否定すると、その行為ができなくなります。男性の意見が強く、旦那さんが接種を否定すると出来ない。などという問題もあるそうです。ポリオ菌は、人間の体外では水中で2週間しか生きれないそうなので、全員にワクチンが届けば、数週間で根絶やしにできるのではないかと聞いてきました。我々にできることは、募金活動や正しい知識を得て、他の人に伝えるということだと思います。

 

杉田 和夫 会員

今回のIMでポリオの問題が課題になる前までは、小児麻痺ということは知っていましたがあまり知らず、じっくりと内容を聞きました。私が子どもの頃1950年代、日本でも当たり前のように小児麻痺がありました。ワクチン接種率が94%の現在は根絶された状態です。来年、東京五輪があります。ポリオ菌を体内に持った健康な方が来日されるということで、子どもに感染する確率が高くなるそうです。現在、ポリオの常在国は、アフガニスタンとパキスタンのみとなっています。つい最近までインドもそうでしたが、根絶されました。内戦をしているアフガニスタンとパキスタンは、ポリオどころではなく、なかなか根絶されません。いかに平和が大切かということを知らされました。2009年に、ビルゲイツ財団が、ポリオ撲滅のために、相当額の寄付をされ、2015年には無くなるかと思われていいましたが、経口の免疫のクスリを持っている方の便が排出され、ポリオ菌が幼児に感染するといった症状の方が78名見つかっています。その内野生のポリオが26名です。人数が少ないような気もしますが、調査の範囲内ですので、範囲外の方にもいると思います。

今回のIMは、第4分区11クラブ114名の参加でした。1番多いのが三条RC16名、次が分水RC14名でした。講師の松本裕二さんは、島根の益田西RCのパストガバナーということで、国際ロータリーのポリオのリーダーです。非常に詳しく説明をして頂きました。その後、「ローターアクトとは」ということで、三条RCホストクラブ、三条ローターアクトクラブの方が、活動報告をされました。18~31才の方が活動されていて、会員数は7名、立派なパンフレットがあり「奉仕を通じて自分たちは成長していく」ということで、特別養護施設訪問や街の美化運動などの奉仕活動をしておられます。自分たちの企画する内容としては、色々な行事への参加、地区大会参加の企画と発表など、創造的積極的な活動をやっておられます。毎月第2、4木曜に燕三条リサーチコア異業種交流プラザで例会をされています。入会申込書を頂きました。入会は分水からでも構わないそうです。感心のある方がおられましたら、是非進めて下さい。

全体としては「ポリオ根絶に向けたロータリーの歩み」「ロータリーアクトとは」でしたが、最後に1分間スピーチをやっているそうで、テーマは事前に知らされず、その場でテーマを出されます。当日も三本ガバナー補佐がテーマを出し、それに対してメンバーの方が、1分間しっかりとスピーチされていました。このような訓練を、いずれ社会に出た時に、リーダーになって皆のまえで話をする必要が出てくるので、訓練しているそうです。私が現在顧問として言っている会社でも、1分間スピーチを朝礼でしています。メモを読んでいます。私もその手をよく使いますが、彼らは突然示されたテーマについて、自分の考えや思いを伝えるという、素晴らしい訓練をされていることが、1番印象に残りました。ローターアクトの講評を、前ガバナー補佐の分水RC久住さんが、上手くまとて下さいました。

 

添田 忠夫 会員

「IM」は「インターシティミーティング」の略です。私が入会して頃は、「IGF」インターシティジェネラルフォーラムと言いました。フォーラムですので、堅苦しいものでした。全大会の後、委員会毎に分かれ分科会をし、勉強会をしました。初めての時は新入会員の分科会に参加します。そこではロータリーについて教えてもらいます。それでは堅苦し過ぎるというので、数年後に「IM」に変わりました。IMはミーティングですから、皆で楽しくという形式になりました。例年、会長や委員長がパネルディスカッションをし、事前に原稿の準備などをしていました。ですが、昨年分水クラブでIMを開催する時には、出て頂く方に負担がかかるので、「良寛」をテーマに別の形式にしました。今回はガバナーの意向もあり「ポリオ」を課題として開催されました。当初ロータリーが「ポリオ撲滅」を掲げてからは、寄付などポリオ撲滅を推進してきました。見附もそれをテーマにして、IMを実施したようです。

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